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2008年3月2日 - 2008年3月8日

涼宮ハルヒの内藤列伝 (9)

「古泉一樹です。どうぞよろしく」

 血塗れハンサムスマイルが右手を差し出しながら言った。思わず俺も手を差し出して握手をする。ところでいい加減に血を拭いたらどうだ?

「ああ、俺は…」

「そいつはPTメンバーその1のキョン、あっちの魔女っ子はメンバーその2の有希。そしてあたしがリーダーの涼宮ハルヒ」

 おーい、俺が本名を名乗ろうとしているときにマヌケなニックネームで紹介するのはやめてくれ。

「ところでいいのか?こんな適当な決め方でPTメンバーを決めて」

「適当じゃないわ。そうね…、きっと古泉君は世界の存亡をかけて日夜戦う超能力者なのよ!間違いない!」

 無えよ!石投げてたまたま当たったやつがそんな"いま考えました"みたいなありえない不思議属性付きでたまるかよ。見ろ、古泉だって苦笑してるじゃないか。全く、どいつもこいつもアホだらけだ。何だかこの先がものすごく心配だ。

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涼宮ハルヒの内藤列伝 (8)

 一見さわやかだが1㍉㌘ほど胡散臭さを混入したようなハンサムスマイルで男が立ち上がる。白い歯がまぶしい。そして顔が血塗れのままなのは少し怖い。

「あなたは栄えある金稼ぎPTのメンバーその4に選ばれました。今ならもれなくサブリーダーの地位を進呈するので、四の五の言わずに入りなさい」

 なんてツッコミどころ満載な誘い方なんだ。だいたい、どこの世界に突然石つぶてを投げつけられ、さらにあんな物言いでPTに入れと言われて入るアホがいるというんだ?っていうか、その4なのにサブリーダーって何だよ。

 男は怒りもせず「おやおや」というと、ハルヒと俺と長門を面白そうに眺め、そして何かを納得したような顔をしてこう言った。

「いいでしょう。入りましょう」

どうやらここに約一名、アホがいたようだ。

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