涼宮ハルヒの内藤列伝 (6)
=== Area: Lower Jeuno ===
俺達はジュノ下層にやってきた。ここは競売にほど近い噴水前。
競売前で取引に興じる人々、行き交う人々、放置バザーの倉庫番たち。今でこそアトルガン白門に人口密度ナンバー1の地位を譲ったが、ジュノ下層競売前も今でもそれなりに人が集まってそれなりに活気がある。時折、テレポ屋シャウトやミッションメンバー募集シャウトが聞かれる。
「それじゃあ、ここでメンバー選びをするわよ!」
ハルヒもここでシャウトでもするのだろうか?などと思っていると、おもむろに握り拳大の石つぶてを取り出すハルヒ。何故だかとてもとても嫌な予感がする。
「待て涼宮、その石つぶてを一体どうす…」
「とりゃーー!!」
こいつ、やりやがった。俺の質問が終わる前にハルヒは石つぶてを高い空に向かって投げる。ジャイロ回転しつつ放たれた石つぶては吸い込まれるように青い空めがけて飛んでいく。ああ、こうしてみるとジュノの空も結構青いもんなんだな、とかぼんやりと思った。
…っていうか涼宮、おまえ何やってんだっ!
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