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涼宮ハルヒの内藤列伝 (4)

 限定酒場を出て、俺達は簡単な自己紹介をした。彼女は「涼宮ハルヒ」というらしい。

「とりあえずこれで3人ね。他にメンバーの目星はつけてあるけど、あと一人は欲しいわね」

俺とお前、それと既に一人いるのか。

「何言ってんの?あたしとキョン、それとあの子で3人じゃない」

ハルヒが指す方をみる。見慣れない服に短いスカート、ウィッチハットに黒いマントを身につけた黒魔道士風少女が、橋の手すりに腰掛け何やら分厚い本を読んでいる。あの服は確か、セーラー服とかいう西方の国の海軍の制服だった覚えがある。

「っていうか、涼宮、さっき俺の名前を言ったのに何で"キョン"と呼ぶんだ?」

「あんた、谷口やウェイトレスさんに"キョン"って呼ばれてるじゃない。あたしが呼んで何か不都合があるわけ?」

聞けば、ハルヒもあの限定酒場に常連で、顔見知りの谷口と俺が一緒にいる姿を何度か見かけたことがあるという。それにさっきの俺と朝比奈さんとのやりとりも見ていたことだろう。また俺の間抜けなニックネームが広まるわけか。やれやれ。それと谷口、お前にもこんな知り合いがいたんだな、などというどうでもいいことが頭を過ぎる。

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