涼宮ハルヒの内藤列伝 (3)
その女はナイトAFで身を包み、頭には黄色いカチューシャとリボンを付けている。探し求めていた四つ葉のクローバーを見つけた時のような極上の笑みを浮かべつつ、気の強そうな目は真っ直ぐ俺を見据えている。俺は訊ねる。
「何のPTですか?」
「金稼ぎPTよ。ダボイでオークどもをしばいて身ぐるみを剥がすの。かなり稼げるはずだし、なんならスキル上げも兼ねてもいいわよ。どう?」
俺は少し迷ったが、午後の予定は特に決まっていなかったので付き合うことにした。アダマンプレートアーマー一式を購入して財布も寂しかったので丁度いい。それにちょっとした探検気分だった。今思えばやめておけばよかったんだ。しかし、美人にPTに誘われ、これを機会にお近づきになっておくのもいいかな、などと一瞬血迷った俺を誰が責められよう。
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